Dennis 50

インターネットで本当にコミュニケーションは変わったのかなあ? 購買行動は変わったのかなぁ? できる限り、実験してみたいと思います。

2017/10/03(火) くもり 伊吹有喜さんの『カンパニー』

久しぶりに気分が明るくなる小説を読んだ。伊吹有喜さんの『カンパニー』である。

カンパニー
伊吹 有喜
新潮社
2017-05-22


スポーツ現場で選手にかかわるトレーナーのことを、「フィジオ」と呼ぶことが多くなった。フィジオとは理学療法士(Physiotherapist)のことである。この小説は、バレエ団に派遣されるフィジオのお話である。

主人公の青柳は勤務先の製薬会社から支援するバレエ団に出向になったリストラ候補。フィジオではない。同じようにリストラ候補になった女性フィジオがこの物語の隠れたヒロインだ。

古手の製薬会社が食品メーカーと合併して社名も変更するにあたり、世界的なバレエ・ダンサー高野の日本公演を企画する。社長の娘が所属している日本のバレエ団が彼の古巣だ。そんな縁もあり、この公演はこのバレエ団で行われることになった。妻子に逃げられた47歳総務課長と選手に電撃引退された女性フィジオ。この二人に課された使命は、冠公演「白鳥の湖」を成功させることだった。女性フィジオは当初高野にまったく信用されず、それでも運転手をやって食いついていく。
スポーツ選手はもちろん大変な肉体労働だが、ダンサーやミュージシャンも肉体労働だ。肉体を使わなくても相当の事ができるようになってしまった現代では、肉体を美しく操るスポーツ選手やダンサー、ミュージシャンは憧れの的になりうる。彼らの体調を整えるのがフィジオの仕事だ。
この本を読んで、ミュージシャンにもフィジオが必要なのかもしれないな、と思った。

一流になるのは、並の才能ではダメだ。この本ではそれを「王者の才能」と言っている。

【引用】「走ってみた、投げてみた、踊ってみた。そうしたらうまくやれたから続けてみた。結果、トップクラスになっていた。そういう人って案外多い。でも、自分がやっていることが死ぬほど好きかと言えば、そうでもない。むしろ嫌いで飽き飽きしているけど、人より上手にできて、金や栄誉が得られそうだから、やっている。そういう人がけっこういる。」【引用終わり】

いるいる、そういう人。
そんなことより「夢中になれる才能が必要なのだ」とこの本では言っている。これ、本当だと思う。
結果として人は楽しんでくれるんだけど、まず何より本人が夢中になれること。これは本当に大事なことだ。
ダンスでも音楽でも不調になることはいくらでもあるし、体調もいつも万全というわけにはいかない。故障をすることもあるし、年齢とともに若いころできたことができなくなったりする。ついついお客さんのことを考えてしまうけれど、そんなことより自分が夢中になっていれば、まぁなんとかなってしまう。

こういうことを考える小説だった。

2017/09/26(火) 晴れ 石田衣良さんの「池袋ウエストゲートパークXIII」を読んだ

毎回毎回楽しみにしている石田衣良さんの「池袋ウエストゲートパーク」シリーズ。13作目に当たる「裏切りのホワイトカード」が出たので早速読んだ。



いつもいつも面白くて期待を裏切らない本シリーズ。今回もまた素晴らしい。
作品の冒頭、この表現だけで、もう本作の値打ちは証明されている」。

【引用】
俺たちが生きているのは、即決裁判が許された情状酌量のない時代だ。みんな考えるのが面倒で、善悪をさっさと悩まずに決めてしまいたいのである。とくにネットで見かけた他人のトラブルについてはね。不倫は悪、ギャンブルは悪(国家公認のやつ以外)。最近の炎上パターンはお決まりの形ばかり。集団で寄ってたかって袋叩きにして、社会的に葬り去る。ご清潔な人の道から、わずかでもはずれてしまえば、数の力を頼りにした恐怖のバッシングが待っている。
【引用終わり】
(10ページ)

私がこのシリーズを読み始めたのは実はドラマ化後で、2000年の春のことだった。
池袋ウエストゲートパーク DVD-BOX
長瀬智也
ジェネオン エンタテインメント
2000-10-25

主演は長瀬智也さんで脚本は宮藤官九郎さん。チーフ演出は堤幸彦さんの、素晴らしいドラマだった。この作品を契機に出演した窪塚洋介さん、山下智久さん、妻夫木聡さん、坂口憲二さん、小雪さん、佐藤隆太さん、阿部サダヲさんなどの出演者の人気も急上昇した。
東京の池袋西口公園(ウエストゲートパーク)の近くの果物屋の息子である真島 誠(マコト)のもとには数々の難題が持ち込まれて事件を次々に解決していく話。主人公マコトの回想録の形態である。

石田衣良さんがすごいと思うのは、私と同学年の、もうすぐ60歳にもなろうという年齢なのに、実に池袋に集まる若い人たちの実態と気持ちを見事に捉えていること。「若い子大好き」の私もじいさんばあさんと一緒にいるより若い人たちと一緒にいる時間の方が長いけれど、ここまで細かく正しく若い子たちの気持ちをつかむことなんて、とてもできない。努力しているんだか、自然とそうなってしまうのだかわからないけれど、すごい。
上に引用したように息苦しい最近の東京。これをみごとに描写している。連作第一作は1998年のもの。もう20年近くも前なんだね。第一作を読むと色あせて見えるのかな? 今度読んでみよう。

2017/09/26(火) 晴れ iPhone 8 Plusに変えたんだけど

9月22日の発売初日にiPhone7 PlusからiPhone8 Plusに変えた。今日で5日めだ。使ってみての実感としては7から8に変わっても、そんなに使用感は変わらない。早くなっていたり、電池の持ちが良くなったりするのかもしれないけれど、体感はできない。

一番の感動は、古いiPhoneから新しいiPhoneに移行するのがとても簡単だったことだ。
古いiPhoneを新しいのと同じiOS11にバージョンアップして、そばにおいていくだけでiCloudのバックアップ・データから、iPhoneに入っているアプリのデータなどが移行するのだ。

20170922iPhoneToiPhone
(右の黒いのが古い方のiPhone7 Plus、左の白いのが新しいiPhone8 Plus)

これは簡単ですばらしい。でも、実はこれ以後「新しくして良かった〜」っていうことはね、まだない。

2017/09/22(金) 雨 ホテル発のリムジンバスは便利なんだけど

先日成田空港に行くのに、久しぶりにリムジンバスを利用した。
東京ミッドタウンのリッツ・カールトンから成田空港行きのバスが出ているのを知ったからである。

20170908AirportLimousineBus

ここしばらく国際線も羽田空港ばかりで、成田はずいぶん久しぶり。パスポートの出国のスタンプから見ると多分2年ぶりくらい。

リッツ・カールトンは仕事場のすぐそばだ。でも、仕事場からリッツ・カールトンに行くには檜町公園の急な坂を登らなければならない。途中でくじけて、410円分タクシーを使ってしまったw

それでもスーツケースをゴロゴロ転がして駅の中をウロウロするのの何倍も良いのだ。
ところが、このバス、リッツ・カールトンを出てからなんと6つのホテルに寄るのだ。これだけでなんと45分もかかるのである。
1. リッツ・カールトン
2. ニューオータニ
3. 東京ガーデンテラス紀尾井町
4. ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町
5. 赤坂エクセルホテル東急
6. キャピタル東急
7. ANAインターコンチネンタル・ホテル
ちゃんと事前に時刻表を見ておくべきだった。
20170908ALi_TimeTable
http://www.limousinebus.co.jp/areas/detail/nrt/roppongi_akasaka

12時15分リッツ・カールトン、13時ちょうどANAインターコンチネンタル・ホテル発なら、ここで45分ゲット。どうせタクシーを使ったんだしw
勉強になりました。

2017/08/30(水) 曇り 赤坂で困っている東洋人を助けてあげようと思ったら

赤坂はコスモポリタンな街である。
とくに私の仕事場である赤坂駅と六本木駅の間には、昔からやっている古いビジネス・ホテルがたくさんあり、安く泊まれるせいか外国人が多い。

20170830

仕事場の隣の檜町公園の遊具のコーナーには白人、黒人、東洋人など、多くのちっちゃい子どもたちがベビーカーに乗せられてやってきて、いっしょに遊んでいたりして微笑ましい。
なので、街で外国人が困っている姿を見ると声をかけることがよくある。
場所がわからないケースがほとんどだけれど、「スマートフォンにGoogle Mapは入っていますか?」と聞いて、目的地をインプットしてあげるとたいてい解決する。
ときどき駅の改札の出口を塞いで集合している人たちに場所を変えるように言うこともあるけど。

今日は、セブン-イレブンの前で、手元の地図と周囲の風景を見比べて本当に困っていそうな東洋系の二人組のおじさんを見かけたのでいつものように「Can I help you?」って声をかけたら、なんと日本の人だった。見かけは東南アジアから来たように見えたのだが……。
こういうことも、ときどき、ある。

2017/08/15(火) 雨 8月になって15日連続して雨

今日も雨である。

20170815

日本気象協会のウェブサイトによると、東京都心では、8月に入ってから毎日、0.0ミリ以上の降水を記録したのだそうである。
2017年8月14日
tenki.jp
東京14日連続で雨 8月に40年ぶり
20170815_RAINRAINRAIN
http://www.tenki.jp/forecaster/diary/deskpart/2017/08/14/79001.html

2017年8月15日
気象庁
20170815KISHICHO

湿った空気はイヤだなぁ。
気分がすぐれないなぁ。
体調も良くないなぁ。
夏はさ、もっともっとギラギラっとした、はっきりした暑さを体感したいなぁ。

今年の夏は暑いというのが気象庁の長期予報だったんだけれど、みごとに外れた。気象庁の予報は「迷ったら悪い方」になるのだそうだ。「明日は雨」と言われていて晴れたら「ラッキー!」と言われるが、逆に「明日は晴れ」と言われて雨だったら人々ががっかりしちゃうからだそうである。
なんか、夏を飛ばして秋になっちゃったみたいで、イヤだなぁ。今年はどこかで夏を取り戻すべく、国外脱出ができるように頑張ってみよう。

2017/08/01(火) 曇り 運転免許証を会員証にしたレンタカーを使ってみた

たまぁにクルマが必要なことがある。昨日はそんな日。撮影用の機材をレンタルして運ばなきゃいけなかったのだ。個人経営だと、こういうことも自分でしなくちゃいけない。ま、基本に戻って初心を思い出して良いのだけれどもねw

私がクルマを使うのはたいてい都内で短時間なのでカーシェアリングは便利だ。カーシェアリングの問題点は乗り捨てができないことで、都心で借りて仕事先に乗って行って、終わったら自宅に近い営業所に返却できれば良いのだけれど、これはムリ。赤坂で借りたら赤坂に返さないといけない。
あと、月額基本料がかかるのもちょっとね……である。
タイムズ カー プラスの場合、入会時に会員証のカード発行手数料 1,550円がかかり、あとは毎月個人会員月額基本料金1,030円がかかる。
オリックスカーシェアには使わない月は基本料金が無料になる「個人Bプラン」というのもあるけれど、この場合、「個人Aプラン」で3,500円で利用できる6時間パックが5,250円にもなってしまう。会員証のICカード発行手数料は1,000円だ。
結局、会費を払ってももとが取れるほどには利用しないので、この二社は解約してしまった。

今回、Honda Carsがやっている「Honda Cars スムーズレンタカー」を知り、さっそく利用してみた。
https://honda-smartrental.com/

仕組みとしてはカーシェアリングと同じで、街なかの駐車場に停まっているクルマをピックアップするもの。返却も、借りた場所に返さないといけない。Hondaのディーラーがやっているのだからレンタルする場所は太い道沿いのHondaのディーラーにあるのかと思ったら住宅街の中のコイン・パーキング。こういうところもカーシェアリングと同じ。

20170731HondaRentacar

この「Honda Cars スムーズレンタカー」のユニークな点は会員証がなくて、そのかわりに運転免許証に付いているICチップで認証することだ。

20170801IC_Card_DriversLicense
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/menkyo/menkyo/ic.html

こんなに便利なものがあるなんて知らなかったし、公安委員会が発行する運転免許証を民間がこういうふうに使えるなんて知らなかった。
これは良い。これを使えば専用のカードを発行しなくていいから、面倒なことが省ける。
政府がせっかくこういうものも民間に提供しているなら使わなくっちゃ。いちいち専用カードを発行する必要なんてないもんね。これ以外にも、PasmoやSuicaなどの交通系Felicaも使えるもんね。

使い方は、クルマの後部についているタッチ・センサーに免許証をかざすとクルマのロックが外れるというだけ。これでクルマが使えるようになる。

20170801touch_img01
https://honda-smartrental.com/


20170731HondaRentacar02

「Honda Cars スムーズレンタカー」は軽自動車なら8時間3,780円+距離料金。今回は56Km利用したので、840円だった。料金的にも安くて満足。
これからも時々使おうかな。

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