Web広告研究会の月例セミナーで「大丸松坂屋百貨店にデータ分析を取り入れてみてわかったこと、会社が少し変わるかもしれないこと、これからの課題が見えてきたこと」という、いささか長いタイトルのセミナーを実施した。
ここ何年か私が取り組んできたデータ・ドリブン・マーケティングに関するセミナーである。

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今回は、Web広告研究会で実施した大丸松坂屋の今年のお中元商戦におけるビールの日次の売上データに関する、マーケティング施策の効果測定を行った。
数理モデルによる解析結果をブレインパッドの大畠正照さんが発表、
お中元に関する意識調査の分析結果をインテージの家中孔憲さんが発表、
口コミキーワードによる分析をホットリンクの宮田洋毅さんが発表したのだが、
今回のメインは実際にデータ分析に取り組んでみて、1611年創業という老舗企業でどんなことが起こったのかという、大丸松坂屋百貨店の神谷彩子さん、田中直毅さんの発表だった。
お手元資料は、ここからどなたでもダウンロードできるようになっている。
https://www.wab.ne.jp/wab_sites/uploaders/1020


データ・ドリブン・マーケティングの信念は「データを活用した手法を使えば、企業のマーケティング活動は向上する。勘と経験と度胸頼みの意思決定から脱しよう」ということ。そのために「企業のマーケティング担当者に「データを意思決定に取り入れてみよう」と思ってもらえるようにすること」を目標に活動してきた成果だ。


セミナー終了後、集められたアンケートをチラ見した。細かく書いてくださっていることは全然読めなかったんだけれど、評点だけ見ると、10点満点もあるけれど、7点とか8点とかもちらほら。ぶっちぎりの全員10点満点を目指していたんだけれど、どなたにも喜んでいただけるセミナーってなかなかできないね。


年内いっぱいでヒューレット・パッカードを辞めて、その先どこでどういう仕事をしていくのかまだ決まっていないけれど、今後もこういう取り組みはやっていきたいと思っている。