団地の中を歩いているのは、老人ばかりである。この人たちはこの団地のことを終の棲家と考えているのだろう、と思った。

20150221

私はこの団地のことを仮暮らしの場でしかないと考えていて、ここでの暮らしを快適にする投資は全然していない。そんなに長くここにいるつもりはないので、お金をかけるきになんか、なれないのだ。

でも、考えてみると生まれてからずっと仮暮らしの気分だったと思う。
両親の家はいずれ出て行くまでの仮暮らしだったし、東京に来てもその場所にしっかり根を張ろうなんて考えたこともなかった。

いつも住んでいる場所に関して他人事である。ゴミの集配が良かろうが悪かろうが、そばのクリーニング屋が良かろうが悪かろうが、どうでも良かった。
いま、ハリウッドという場所をいずれ自分が根を張る所として考え始めていて、団地の老人たちを見つめながら、ついそんなことを考えてしまった。