【Day1 2015/03/19】
道路で滑り、転びそうになるのをこらえたら左足首が痛くってしかたがないので整形外科に行った。
「靭帯損傷、3週間はギプスで固定して自然治癒待ち」との診断で、生まれて初めてギプスを装着することになる。
まさかこんな大ごとになるとは思っていなかったので、2本のアポイントメントがあった。
恵比寿と渋谷である。
この日はギプスを付けて調整前だったので、とにかくギッチギチにきつく締めあげてある。左足の指も一切曲がらない。指が曲がらないので、正面を向いて真っすぐ歩けない。どうしても横歩きになってしまう。歩く速度がメッチャクチャ遅い。信号が変わってすぐに渡り始めて、点滅してもまだ渡りきれない。これは、けっこう恐い。
エスカレーターを降りるときも恐い。降りてすぐに正常通りの速度で歩けないので、降りる時には力をためて走るようにしないと後ろから来た人に追突されてしまいそうだった。
また、この日は雨降りだったので、ギプス側の足が濡れて冷たくって冷たくって気が滅入った。翌日このことを話したら、シャワー・キャップのような防水性のものを外側にかぶせるのだそうだ。早速、シャワー・キャップを購入した。
普段遣わないような気を遣い、使わないような筋肉を使ったので、夜にはヘトヘト。グッタリしてすぐに寝てしまった。
【Day2 2015/03/20】
ギプスの調整。
昨日付けたギプスの一部を丸鋸で切って調整するのである。「この刃はギプスの表面だけをカットする構造になっているので皮膚は切れません」と事前に説明してくれたのだが、自分のカラダに丸鋸が向かっているのを直視できず、作業の間、ずっと目をつぶっていたので写真はなし。でも、製材工場のような音はずっとしていた。これは、当事者である私だけでなくて、同じ処置室にいた他のおばあちゃんたちの精神にも悪いようで、「終わりました」と言われた時に、私だけではなくて周りからも「フ〜ッ」という声が漏れた。
調整の結果、昨日歩きづらくて仕方がなかったのが一気に解消。エスカレーターの終端もまごつかずに歩くことができた。
【Day3 2015/03/21】
今日から、毎日病院に行って包帯を替えるように、との指示である。でも、毎日はムリ。使用済みの包帯は持ち帰って洗ってまた使うようにするんだそうである。