最近、ジョナサンの朝食の目玉焼きでも、おいしいと思ってしまうようになった。味覚が変わってしまったのかな。

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「母親の味」とか言うけど、実は母親の料理が全然おいしく感じられない。何を食べても硬い。80歳過ぎてよくあんなに硬いものが食べられるものだと感心する。味が薄いというより味が全然付いていない。しょうゆや塩や胡椒を相当かけてやっと何かの味がする。

実家のご飯を食べなくなって38年。この間、ほとんどが外食かお弁当、コンビニ飯である。特に2000年までの23年間はレコーディングの仕事をしていたので、とにかく来る日も来る日もお弁当。港区エリアのお弁当のメニューは100回りも200回りもしてしまい、飽ききっていた。
この間に、私の味覚もすっかりマス・プロダクト化してしまい、しっかり味が付いていないと食べた気がしないし、柔らかくないと食べづらく感じるようになってしまったのだろうか。

昔のお母さんたちは「外食はダメ、健康に悪いから」って頻繁に言っていたと思うけれど、最近はあんまり聞かないね。もう、今の子たちは、小さい頃から外食やコンビニ飯でみんな育っちゃっているからかもね。

今日も、こってりとしていて味の強い、柔らかいものを何か食べよう。
健康にはいかにも悪そうだけれどね。