年に一度の「新語・流行語大賞」が発表された。
年間大賞は「爆買い」「トリプルスリー」であった。
年間大賞 ◆爆買い
年間大賞 ◆トリプルスリー
トップテン ◆アベ政治を許さない
トップテン ◆安心して下さい、穿いてますよ。
トップテン ◆一億総活躍社会
トップテン ◆エンブレム
トップテン ◆五郎丸(ポーズ)
トップテン ◆SEALDs
トップテン ◆ドローン
トップテン ◆まいにち、修造!

申し訳ないけれども、トップ・テンに残ったすべての言葉、いずれもピンと来ないし、とても「2015年を象徴する言葉」とは言えないのではないだろうか?

もはや、日本には「流行」がないのかもしれない。
流行とは、一つの社会での出来事である。この「社会」とは学校でも会社でもいいのだ。●●という会社の中で流行した言葉、▲▲という学校で流行した言葉、■■という業界で流行した言葉というのはあるのかもしれない。でも「日本」という国単位の流行というのは、もはや、ないのかもしれないね。
社会が多様化して「みんな知ってる」「みんな使ってる」という言葉がなくなってきているのかも。

私が広告を学んだ若い頃には「トレンドを作り出せ」「世の中の動きを敏感に感じ取ってそれを形にするのだ」と教わった。でも今は多様化しすぎて「トレンド」とか「世の中」というものがなくなってしまったのかもしれない。
そんなことを考えさせる「新語・流行語大賞」だった。