「アメリカではスポーツの生放送がキラー・コンテントになっている」というレポートが出た。
ニールセンのレポート「米国のテレビ・インターネット・ラジオにおけるスポーツコンテンツ視聴動向レポート(YEAR IN SPORT MEDIA REPORT 2015)」である。

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http://www.nielsen.com/content/dam/nielsenglobal/jp/docs/report/2016/JP%202015%20Year%20In%20Sports%20Report.pdf

テレビ、ラジオ、新聞、雑誌といったマス・メディアにウェブ・メディアが加わり、メディアの細分化が起こっていて、ニュースやドラマといったテレビの各ジャンルでは視聴者数をぐっと落としているのに、アメリカのスポーツに関してはそれは例外。
2015 年には、地上波とケーブルテレビでのスポーツ番組放送時間は12.7万時間を超え、スポーツ番組視聴時間は310億時間以上に達した。2005年と比べると、前者は 160%、後者は 41%も増えているというのである。
また、生放送テレビ番組の上位100には2005年は14番組しかスポーツ番組が入っていなかったが、2015年には100中93がスポーツ番組だという。

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ニールセンでは、スポーツ番組の人気をソーシャル・メディアと関連付けて考察している。
Nielsen Socialによると、2015年の全テレビ番組のうちスポーツ・イベントが占める割合は 1.4%に過ぎないが、Twitterでのテレビに関する会話の49.7%を構成してたことに注目する。

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生放送を見ながらハッシュ・タグを付けたツイートをすると、スポーツ・バーや居酒屋で一緒にテレビを見ているよりも、より一層多くの人と一緒に見ているような感覚になるのだろう。
こうしたことは録音・録画されたものではダメで、生放送の醍醐味がここにある。
スポーツ中心の会話がソーシャル・メディアで交わされ、これがテレビに対するカニバリゼーションを起こというよりも、実際にはテレビ視聴を補完しているのではないかと、このレポートでは分析している。

さらにこのレポートでは女子サッカーワールド・カップやアメリカで人気のフット・ボールなど、さまざまなスポーツの分析もしているが、試合自体がおもしろいものだというのは、もちろん前提である。

ソーシャル・メディアがもたらしたものは「ナマで見るとおもしろいもの」「多くの知らない人と共有できるもの」のようだ。
音楽でも、実現できることがあるのかどうか、今考えている。