『編集会議』2016年春号に掲載されている
『週刊文春』編集長インタビュー「紙の時代は終わった」は、売れないことの言い訳
を面白く読んだ。
インタビューの一部はアドタイのサイトにも掲載されている。
ここしばらくで、週刊文春がキャリアを葬った人々。
ベッキー :活動停止
週刊文春 2016/01/14日号
http://www.zassi.net/detail.cgi?gouno=48225
甘利明 元大臣 :大臣辞職
週刊文春 2016年1月28日号
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/5790
宮崎謙介 元国会議員 :議員辞職
週刊文春 2016/02/18日号
http://www.zassi.net/detail.cgi?gouno=48507
ショーンK :活動停止
週刊文春 2016/03/24日号
http://www.zassi.net/detail.cgi?gouno=48825
もっと大騒ぎになるかと思ったけれど、テレビ番組での生謝罪でなんとなく事態がしぼんでしまったのは、
SMAP
週刊文春 2015/01/29日号
http://www.zassi.net/detail.cgi?gouno=42326
古くは
作曲家 佐村河内守
週刊文春 2014/02/13日号
http://www.zassi.net/detail.cgi?gouno=35449 『週刊文春』は、雑誌協会のサイトにある部数算定においても、週刊誌ではダントツである。
期間 : 2014年10月1日〜2015年9月30日発行部数
http://www.j-magazine.or.jp/data_002/m1.html
この調査期間は昨年秋までの1年間なので、最近はもっと伸びているはずだ。
2016年頭からの週刊文春の勢いはものすごく、コミュニケーションの流れを変えてしまった。
週刊文春は毎週木曜日発売で、水曜日の夕方16時に速報記事を出す。それがYahoo!トピックスに載れば、他のメディアにもどんどん伝播され、掲載雑誌が発売される頃にはみんなが知っている情報になっている、というのが基本構造である。
これをワイド・ショーが拾い、ソーシャル・メディアに伝播して、ベッキーなどはソーシャル・メディアの圧力に負けて活動を停止してしまった。
この『広報会議』のインタビューでは、
新谷編集長は、まさかベッキーが芸能活動停止にまで追い込まれるとは思っていなかったと語っているし、宮崎議員も議員辞職までいくとは思わなかった、という。
これがソーシャル・メディアの恐ろしさだよね。
世論を瞬時に一気に塗り替えてしまうのはマス・メディアでもYahoo!でもなくソーシャル・メディア。
ソーシャル・メディアって潰すのは得意だけど、新たなものを生むのはあまり得意ではないよね。
もっと生産的に使えないもんだろうか?