2年間監禁されていた中学生の女の子が救出されるという事件があった。
この事件で一番驚いたのは、ケータイ/スマートフォン世代である15歳の女の子が公衆電話から自宅に電話をした、ということだった。
よく自宅の電話番号なんて覚えていたよね。

いま、電話番号なんて覚えようともしないでしょう?
友だちの電話番号を聞いてもスマートフォンの電話帳に入れてしまうし、電話番号なんて知らなくてもLINEでつながれば電話できてしまう。
私も、自分の電話番号を書類に書かないとといけない時にはスマートフォンを取り出さないとわからないことがある。テキトーに書いて「090」と「080」を間違えてしまったこともある。取引先の電話番号も覚えていないし、よく予約の電話をするお店の電話番号もわからない。
覚えているのは、携帯電話時代以前から変わっていない父母の家の電話番号くらいだ。時々宅急便でものを送っているので、この時にはスマートフォンを見なくても書ける。
携帯電話時代以前は、手帳に電話番号をメモしてあったが、こんなものはとうに使わなくなっている。
まして、小さな頃からケータイ/スマートフォンがあった今の中学生が、自宅の電話番号を覚えているなんて驚異だ。
携帯電話を使うようになって電話番号を覚えなくなった。
パソコンを使うようになって漢字や英語のスペルを覚えなくなった。
退化である。退化であるが、いまさら電話番号帳を作ろうだなんて思わない。
スマートフォンのメモリーが飛んだら、一切の電話番号がわからなくなる。
さっそくiCloudのバックアップをチェックしたのは言うまでもない。