20160703

梅雨時だけど、ここしばらく天気が良い。
冬の雪が少なかったせいもあるし、梅雨にあまり雨が降っていないので、この夏の水不足は深刻になりそうだ。


私がかつて在籍したヒューレット・パッカードのアメリカ法人は、法人向けにパソコンを定額制で提供する定額制サービスをスタートさせるのだそうだ。

HP Inc.、PCを定額制で提供する「デバイス・アズ・ア・サービス」を発表
【IT Pro】2016年7月1日

記事によると、
HP Inc.の新サービスでは、パソコンの導入作業、サポートなどの関連サービス、ソフトウエアのアップデートもHP Inc.が手がける。企業はより短い期間で新しいハードウエアに切り替えることができ、買い換えのタイミングやデバイス管理を案じる必要がなくなる。
とのことである。

定額制も、音楽や映画、ソフトウエアというような複製限界費用ゼロのものに限らず、とうとうリアルな物品にも及んだのだなぇ、とおもって検索してみたら、生ハムの定額制のお店が出たり、

定額制でいつでも「生ハム食べ放題」に! 東京の店舗が会員を募集中
【ねとらぼ】2016年6月20日

洋服も、定額制が始まっているようだ。

マガシークが月額定額制のファッションレンタルサービスに参入
【Shopping Tribe】2016年6月14日

定額制というのは、食べ放題と同じで、微妙な値付けが重要である。
「普通に頼んだら2000円位食べそうだけど、食べ放題なら1500円。えい、じゃあ、食べ放題でいってみよう」というのと同じような値付けが必要になってくるのである。
放っておいても月に1万円CDに使っていた人にとっては定額聴き放題月額1000円は朗報である。これが流行ると年に1000円くらいしか音楽にお金を使ってくれなかった人が、流行にのって月額1000円で契約してくれる。これなら、提供側もニッコニコである。でも今はまだ1万円使ってくれた人を喜ばせる程度にしか普及していない。もっとライト・ユーザーが契約したくなる工夫が必要だ。
それに対してパソコンや生ハム、洋服はどうだろう?
同じように、こういう機会でもなければ生ハムを食べなかった人が定額を支払ってくれ、こういうサービスでもなかればお洋服をそんなには買うことがなかった人が定額を支払ってくれるというところまでいくのか。
そこまでいかすのはとても大変なことだと、音楽や映画の定額制サービスの実施者はもう、、、わかっているんだけれどもね。
この先、なんでもかんでも定額制になっていくのだろうか。
月々1000円でクルマ乗り放題、とか、月々1000円でリアルな本が読み放題とか、、、ね。