「DIGIDAY」に「世界の広告支出額、テレビの王座は「あと1年」という予測:2017年ネットがついに逆転か?」という記事が掲載された。

メディアエージェンシーのゼニス(Zenith)が7月19日にリリースした最新調査レポートによると、2017年には世界の広告費のうち、インターネット広告のシェアが36%になり、35%のテレビを抜いてもっとも有力な広告メディアになると予測しているのである。

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アメリカにおいても、世界同様同じ2017年にインターネット広告がテレビ広告の扱い高を抜くだろうという予測なのだが、

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ただし、のべ視聴者数ではまだテレビのほうが優っているという予測である。

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テレビをはじめとするマス広告とインターネット広告では役割が違うので、これに対して「マスの敗北」「インターネットの時代」と簡単に言ってしまうことはできない。
日々の売上をコツコツと作っていくのに必要な、新聞折込チラシと同じように使えるインターネット広告と、イメージを作っていくマス広告を単純に比較するのはむずかしい、ということである。

ただし、このような数字が出まわると企業の偉い人の中には「インターネットの時代だ、時代遅れのテレビ広告なんかやっていてはいけない」と思ってしまい、そういう経営をしてしまう人もいるので注意しないと。
GoogleもAmazonもここぞというタイミングでテレビ広告を活用していることを肝に銘じよう。