地方の商店街を「シャッター商店街」にしたのはGMS(ゼネラル・マーチャンダイズ・ストア:総合スーパー)である。
人々の暮らしがクルマを使うのが当たり前になって駅前の商店街のようにクルマを停めるのが面倒くさくなってきた所に現れたのがGMSである。
そこそこの値段でそこそこの物が手に入り、立地は駐車が楽。
人々は従来の肉屋さんや魚屋さんじゃなくてGMSで何でも買うようになり、地元に昔からあった商店は一軒また一軒と店を閉じていき、商店街はシャッターだらけになった。

ところが、このGMSも経営がきつくなり、撤退を始めている。

ヨーカ堂の閉鎖店舗が続々決定!新浦安店も【東洋経済】
20160826_ToyoKeizai
http://toyokeizai.net/articles/-/133028

GMSは地方の経済を破壊するだけして、撤退していく。
GMS撤退後に昔のような肉屋さんや魚屋さんといった小規模な商店がまたできて、商いをカバーするようになるかというと、もうそんなことはない。地方経済はもう壊れちゃっていて、新たな商売をスタートするような機運はない。
また、社会の高齢化はどんどん進んでいく。
クルマの運転ができなくなる人がどんどん増えていく。クルマの運転ができなくなると買い物にも行けなくなり、買い物難民になる。

地方に住んでいるリスクがこの先どんどん大きくなる。
今住んでいる場所が好きなのはわかるけれど、本当にこの先もこんな所に住み続けて大丈夫なのか、考えなくてはならない人が大勢いる。
大丈夫か?