最高におもしろい記事を見つけた。
最近の音楽業界で働く人が、心から困っていること。
How Music Industry Project Management SHOULD Work [Hypebot.com]
http://www.hypebot.com/hypebot/2016/08/how-project-management-ought-to-work-in-the-music-industry.html
最近の音楽業界で働く人が、心から困っていることは、チェックしてレポートを作るというルーティンのレポート・ワークが山程あることだ。
もちろん今でも「BIllboard」とか「オリコン」などのヒット・チャートは大事だ。でも、いまはそれだけでは終わらない。各チャネルでの自分のアーティストの人気度合をチェックし、競合するアーティストがどうなっているかをチャネルごとに調べねばならない。
対象は以下の9つ。
●Spotify
●iTunes
●Apple Music
●Shazam
●Hypemachine
●Soundcloud
●Bandcamp
●Deezer
●Amazon
●Google Play
自分のアーティストのソーシャル・メディア・インサイトをチェックしなければならない。対象は以下の7つ。
●Facebook
●Instagram
●Twitter
●YouTube
●Snapchat (APIがないので、手作業)
●Spotify (評価の書き込み)
●Soundcloud
音楽ストリーミング・サービスのプレイリストに自分のアーティストが掲載されているのか、いないのか
●Spotify (Spotifyで、プレイリストに載っていないということは、検索サイトで見つからないウェブサイトと同じ)
●AppleMusic (Apple Musicのプレイリストの影響力はSpotifyよりも更に強い。メジャー・レーベルは、人気のあるプレイリスト制作会社をこぞって買収している)
●YouTube (MajesticCasual, Trap Nation や Electro pose というチャンネルは、アーティストの売れ行きに大きな影響力を持っている)
●その他TIDALやGoogle Playなどなどのプレイリスト
また、
●放送局でのオンエア・データ(専門のデータが販売されている)
ストリーミングは全世界、ヨーロッパや北米といった地域で数字が出てくるけれど、放送局のデータは1局ごと。ストリーミングとはデータの見方がぜんぜん違う。特にアメリカにおいてはラジオがヒットに与える影響は巨大だが、これをきちんとトラッキングするのは非常に大変なことなんである。
これまで、あまりデータを使ったマーケティングをせずに「勘と経験」でやってきた音楽業界だけれど、最近やっとデータ・ドリブン・マーケティングに向かってきた。
今なら、音楽業界の人たちが必要としているこれだけのデータの自動取得と見える化で一商売できる。
さぁ、音楽好きなベンチャー君たち、チャンスだよ。