日テレ水曜夜10時の「地味にスゴイ校閲ガール・河野悦子」がおもしろい。

20161127_NTV
http://www.ntv.co.jp/jimisugo/index.html


ドラマもおもしろいが、原作もおもしろい。

校閲ガール (角川文庫)
宮木 あや子
KADOKAWA/角川書店
2016-08-25


校閲ガール ア・ラ・モード
宮木 あや子
KADOKAWA/角川書店
2015-12-18

 
校閲ガール トルネード
宮木 あや子
KADOKAWA
2016-10-27





ドラマは、景凡社という出版社の校閲部だという基本設定は原作と同じだけれど、それ以外は人物設定から何からオリジナルである。
河野悦子(ドラマでは石原さとみ)はドラマでは途中採用になっているけれど原作ではお嬢さん大学出身の新卒採用。
森尾登代子(ドラマでは本田翼)はドラマでは河野悦子の後輩の設定だけれど原作では同期。帰国子女で東大に落ちW大学出身、英語とフランス語も喋れるトライリンガルである。
ドラマで校閲部員の藤岩りおん(ドラマでは江口のりこ)は原作では文芸編集部員。
原作に出てくるエピソードのエッセンスはドラマにも出てくる。でも、語られることは全然違っていたりする。
校閲者がタイトルにダメ出しをするエピソードなんて、文庫本の解説で作家の角田光代さんが自分に起こったこととして紹介しているエピソード。

だから、ドラマはドラマとして、原作は原作として、それぞれ別のものとして楽しめる。
作者の宮木あや子さんって、文章のテンポが良くっていいな。
ぜひ原作も読んでみてね。