ずいぶん前から「店舗の存在意義」を考えている。
ほとんどのものがインターネットで買えるのに、わざわざお店に行く理由がないと、お店というものは存在しなくなる。プロ・オーディオなんか、アメリカではほとんどお店というものがなくなってしまい、ウェブサイトに書いてある住所に行ってみても単なる発送倉庫になっていたりする。

足を捻ってギプスの時期を過ごしてから足の寸法が変わってしまったらしい。それ以前の靴が、きつくて履けなくなってしまった。長さも26cmから26.5や木型によっては27cmになってしまったし、幅も広がってしまったようだ。
左右のバランスも崩れているようで、いまではカカトの減り方が左右で違ってしまっている。

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ギプス以前はごくごく標準サイズの足だったので、あのままだったらインターネット通販で一般的なサイズを買えば良かったのだろうけれど、今では店舗に出向いて合わせてみないと靴が買えなくなってしまった。
気に入っていたブランドの既成靴では木型が合わなくなってしまい、最近は試行錯誤を繰り返している。

アメリカのナイキ・ストアでそんな話をしたら「Nike idでオーダーメイドすればよいではないか」と言われて、オーダーした。
Nike idでは、オンラインで申し込もうが、原宿の店頭で頼もうが、中国の工場から送られてくる。
Nike idは各パーツの色や形がオーダーできるものだと思っていたけれど、サイズもオーダーできるのだと今回はじめて知った。
私に届いた靴は「8W」というサイズになっていた。

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なるほど。ランニング・シューズは店頭で「2E相当」「3E相当」などと記載のある靴があるが、 これがこの「8W」の「W」に当たるようである。
店頭で実測してもらってこのサイズになったのだけれど、もうちょっと長さがあったほうが良かった。8.5Wなのか?

靴の通販サイトで一番がっかりするのは、広告などで見ていいなと思ってクリックすると、サイズがないこと。

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本当に、靴の通販はむずかしい。