早朝の高島平駅。雲がなんかきれいだね。
まもなく高島平団地に引っ越して2年になる。
民間のアパートやマンションだと2年で契約更新だが、URの場合はとくにそういうことはないみたい。
この高島平団地に引っ越したのは、高齢化の最先端をいく昭和の団地に住んで、著しい高齢化の真っ只中に自分を置いてみることだった。
高齢者ばかりで、空き家率も高く、まったく活気のない高島平団地を体験してみようと思ったのだ。
最初の頃は、あまりにも活気がなく、夜9時ともなるとまったく物音のしなくなる環境に溶け込めなかった。
しかし、最近は妙に活気が出てきている。
■小さな子どものいる世帯が引っ越してきている
まず、URと国が、同居者に小学校修了前の子供がいるか、または18歳未満の子供が3人以上いる家庭に対して家賃補助をはじめたこと。
次に、URと無印良品のタイアップでMUJI風のリニューアルをした部屋を用意したこと。
これらが効果を出しているのか、ずいぶんと小さな子どものいる若い世帯が引っ越してきている。いまでは週末ごとに引っ越ししてくる風景を見るようになっている。
■アジア系の住人がとても増えた
中国、インド、パキスタン、バングラディシュといった国から来た住人がとても増えた。先日エレベーターの待ち時間に聞いたインド人によると、いまでは高島平団地は西葛西に次ぐインド人のコミュニティになり始めているのだそうだ。
たしかにインド系と思われる人がとても増えた。ターバンをした人(シーク教徒?)はまだ私は見かけないがサリーを着た女性は毎日のように見かける。
団地内の保育園は超音波のような子どもの声でうるさくなってきているし、この2年ですっかりこの団地にはパワーが出てきたようなきがする。
最初のうち毎日感じしていた高齢化最先端の雰囲気は、どんどん薄れてきている。この先がどうなっていくのか、なんか楽しみである。