お正月に、日頃なかなか読む機会のない読み物をいくつか読んだ。その中に、クレジット・カードの会員情報誌がある。
アメリカン・エキスプレスなら「Impression」、VISAなら「VISA」だ。

20200106ImpressionGold

20200106Visa

これを読んで驚いた。バブルの時代と全く編集が変わっていないではないか。
「Impression」の場合、
・旅行の特集。バブルの頃と違うのは、行き先が国内など、割と手頃なお値段で行ける場所なこと。バブルの頃はこれがヨーロッパの都市や、トロピカル・リゾートだった。
・広告企画と思われる高級時計の特集
・東京のシティ情報など。
「VISA」の場合はアメリカン・エキスプレスよりも更にバブリーwで
・第一特集 海外
・第二特集 国内
・人気俳優のインタビューなど。
「VISA」はコラムの執筆陣も豪華で、沢木耕太郎、武田鉄矢、檀ふみなど。

広告はより一層バブルを思わせるもので、アメリカン・エキスプレスは、行けども行けども高級腕時計の広告が続く。パテック・フィリップ、ブレゲ、カルティエ、ウブロ、シャネル、ティファニー、、、。VISAだって負けてはいない。オーデマ・ピゲ、フレデリック・コンスタント、シチズン・エコドライブの43万円する腕時計、表4はコルムである。

一体誰をターゲットにして今どきこんな雑誌を編集しているのだろうか? いっとき流行った「富裕層マーケティング」なのか?
いろいろ考えたら、浮かんだ結果が「大家さん、地主さん」である。
アメリカン・エキスプレスやVISAのカードを持って、暇を持て余しているからこんな雑誌をついつい読んじゃって、勢い余っちゃってブレゲやウブロを思わず買ってしまうような人……思いつくのは「大家さん」だったw
今どき、こういうメディアもあるんだね。これはこれで大事だから、可能な人はこういう雑誌の広告に触発されて、高っいものを購入して、経済をぐるぐる回してね。