Dennis 50

インターネットで本当にコミュニケーションは変わったのかなあ? 購買行動は変わったのかなぁ? できる限り、実験してみたいと思います。

経営のこと

2015/09/11(金) 晴れ ドトールバリューカードの割引率がすごいので「コーヒー屋さんって儲かるのね」って思ったら、実はそうでもなかった

打合せと打合せの間に時間が空くと、お昼時ならご飯、近くにいい本屋さんがあったら本屋、それ以外はコーヒー、というのが私の過ごし方だ。スターバックスの香りがあまり好きでないので、ドトールがあると利用する。
ドトールでプリペイドの「ドトールバリューカード」を勧められたので、買ってみた。

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「買って」と言っても、300円を払うと300円分のポイントがチャージされているのでカード自体は無料である。年会費も取らない。3000円チャージしたらチャージしただけで300ポイントくれた。10%である。その上で1000円分このカードで払ったら10ポイント付いた。1%。合計11%の割引である。大盤振る舞い。
そのかわり、通常付くTポイントカードのポイントは付かない。当たり前だが。

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「コーヒー屋さんって、こんなに大盤振る舞いしても大丈夫なのね、儲かるのね」と思って調べたら、この代わりに「ドリンクチケット」が廃止されたんだそうである。「ドリンクチケット」は、2200円11枚綴りで、チケット1枚で220円の飲み物が買えるチケットだ。
ああ、あったあった、田舎の喫茶店の常連さんが買って店に預けておくようなやつ。
つまり、チケットの10%割引をやめる代わりにプリペイド・カードを導入したである。
なるほど。

ドトールバリューカードの割引率がすごいので「コーヒー屋さんって儲かるのね」って思ったら、実はそうでもなかった。紙のチケットがプラスティックのカードに置き換わっただけなのだね。
そうだよな、コーヒー屋さんなんて、そんなに儲かる商売じゃないよね。


2015/09/10(木) 台風 ヴェンチャー企業の価値ってどうやって計算しているんだろう

台風である。
今日は、打合せがキャンセルになり、自宅で作業をしていた。

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依頼を受けていたのだがすこし放置してあった課題があったので、まとめて片付けた。その中にヴェンチャー企業の価値をどうやってはかるのか、というのがあり、最近資金調達やバイ・アウトを実施した企業が、どんなところからいくら調達し、またはいくら位の金額でバイ・アウトしたのかを調べるというのがあった。
いろんなサイトで発表された調達金額やバイ・アウト金額を見ていったのだが、傾向とか規則性が全然発見できなかった。

いったい、どういう方法で値段をつけているんだろう?
いちばん疑問だったのが、Mixiによる「チケットキャンプ」の買収だ。
この記事によると、買収額は115億円だという。
「チケットキャンプ」はコンサートや演劇、スポーツなどの公演チケットをユーザー同士で売買できるサービスで、2013年から運営しているサービスだ。いくら「メルカリ」などのフリー・マーケット・アプリの勢いが良いからといって、ヤフオクからコンサート・チケット部門だけを切り取ったこのサービスにどうやったら115億円もの値段をつけることができるのだろうか?

う〜む、こういうのが理解できないと、いまのヴェンチャー界ではうまく生きていけないのだろうな。こいうのは、勉強したら理解できるようになるのだろうか?

2015/06/04(木) 晴れ 創業支援政策って12年一日

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資本金1円で会社が作れるようになったのは12年前の2003年2月。「中小企業挑戦支援法」が施行され、これに伴って「新規事業創出促進法」が改正されたためであった。
それまでは、もうなくなった有限会社で300万円、株式会社なら1000万円の資本金がないと会社が設立できなかったのだ。
当時の政府は、新しい会社がどんどん立ち上がり、日本の経済を活性化してくれることを期待して、資本金1円でも会社が作れるようにする以外にもいろいろな支援策を出していた。
この当時は私も勉強していたが、ひさしぶりに創業を経験することとなり、この手の相談窓口である東京商工会議所に行ってきた。

相談カウンターに座ると相談員が冊子をくれて、支援策を説明してくれる。でも説明された施策の数々は12年前の「1円法人」制度スタートの時とほとんど変わらない。
有利な融資があり、都や区の設置した家賃が安いインキュベーション・オフィスがある、というくらい。
若者、女性、55歳以上の高齢者への優遇策もあるのだが、大して有利ではない。
結局、この国の政府はあんまり新規創業の支援には熱心ではないのね、という印象。

国の施策は12年一日、変わらないようだ。
外国から行くというとめちゃくちゃ優遇してくれるイギリスとか、事業計画書の審査で優遇策+創業者ビザを発行してくれるカナダのように、国外から人を引っ張ろうとする気なんかはないようだね。
いっそのこと、イギリスとかカナダで創業しちゃおうかね、とも思った。
 

2015/05/15(金) 晴れ 公立高校というのは全国で1校しか受験できないのだと今日はじめて知った

団地の管理の人がやってきた。鳥の巣の除去のためである。

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温水器の排気管のカバーの中に鳥の巣があるのを先日管理人が発見してくれて、今日は工事の人がこの巣を撤去してくれたのである。その大きさからいって、多分スズメの巣であろうとのこと。この団地にはやたらと鳥が多く、工事の人もすっかり巣の撤去に慣れてしまったとのことである。

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逆側のベランダ側にはハトが連日やって来て、盛大に糞を落としていく状況のままである。ハトはどんどん対人間に耐性ができてきて、もはやハト除けスプレーなんか全然効果が無いし、パンパン手を打ったくらいでは全然動じなくなった。ハトの目に入る範囲まで行って乱暴なアクションをしてやっとベランダから飛んでいってくれる。
ハトに関する管理事務所との戦いはまだまだである。
私としては、団地の費用でハトよけネットなどの対策をしてもらうように、毎週毎週管理センターに電話しているところ。

さて、大阪都構想に関する住民投票がまもなくである。
その話をしていた時に知ったのだが、公立高校は日本全国一人一校しか受験できないのだね。全然知らなかった。私は「大阪府立高校と大阪市立高校の併願」ができると思っていたので、「そういう子は困るよね」と言ったら「何言ってるんですか、大阪にかぎらず、公立高校というのは全国どこでも一人一校しか受験できないんですよ。公立に落ちた子は浪人するか諦めるかしない限り私立に行くしかないんです」と教えてもらった。
しかし、なんでそんなことが決まっているんだろう?
別にそんなのいいじゃんね、と思った。公立高校同士で受験日をずらしてどんどん併願をさせて、学校同士で競争させたほうがいいように思うけれど。

2015/05/08(金) 曇り 「日本の会社は何も変えないようにがんばっているように見える」

今日は電話会議に参加した。電話会議だなんて久しぶりである。

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海外の大変優れたテクノロジーを持っている会社の営業責任者との会議だった。
冒頭にこの責任者が
「日本には何度も行った。(日本側の電話会議の会場の)会社の人といっしょに○通にも○報堂にも○イバーエージェントにも○プトにも○CIにも○ACにも行った。広告主企業のA社(その業界で日本で一番大きい)やB社(相当な大広告主)にも行ったぞ。どこの会社も反応は同じ。「すばらしい!」。でも誰も買ってくれない。(彼が大したことないと思っている)××社も△△社も買ってもらえている。なんでなんだ? 自分たちは値段のオファーすら受けたことがないぞ。それなのに某社と某社からは「この前のお話が大変参考になったので、別部署にもう一回お話してください」とまで言われて時間を取ってもう一度日本に行ったりしているのだぞ。でも売れない。日本の会社は、何も変えないように努力しているように見える。いったいどうしてなんだ?」

何も言い返すことがなかった。東京の会議室には5人いたが、まともに反応できる人は誰もいなかった。

ご愁傷様。それがこのマーケットなんである。アメリカやヨーロッパ、他のアジア諸国とは根本的にちがうのだよ。
おっしゃる通り、日本の会社は何も変えないようにがんばっているのだよ。
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