Dennis 50

インターネットで本当にコミュニケーションは変わったのかなあ? 購買行動は変わったのかなぁ? できる限り、実験してみたいと思います。

乗り物、交通

2016/11/12(土) 晴れ Googleマップの言うとおりにアメリカで運転すると大変なことになる

ロサンゼルスで友人と話していたら「LAでGoogleマップの言うとおりの経路で運転してみろよ、めちゃくちゃおもしろいから」と言われ、早速試してみた。

日本の人はあまりリアリティを感じていないみたいだけれど、アメリカに住んでいると、自動運転の実現がもう目の前に迫っているように感じられるのだそうだ。
Googleの自動運転車が実現すると、Googleマップが差し示す経路でクルマを目的地まで運ぶわけだ。

20161114_596px-Google's_Lexus_RX_450h_Self-Driving_Car
By Driving_Google_Self-Driving_Car.jpg

まだ自動運転は実現してはいないけれど、いまGoogleマップの指示通りの経路で運転するとどうなるか? けっこう、言われたとおりおもしろかった。

■住宅街の中のとんでもない細い道を走らされる
出発地から目的地まで、できれば太くて流れのいい道でドカーンと、なるべく曲がらずに行きたいのが私の気持ち。でもGoogleマップ先生は、とにかく裏道裏道、暗い方暗い方へと私のクルマを誘導する。住宅街であまり速度が出ないようにバンプが作ってある道なんかも平気でそちらに誘導する。たしかに距離が短くて所要時間も短いのかもしれないけれど、考えつかない道を走らせてくれる。

■やたらと左折をさせられる
日本では左折よりも右折のほうが難しく、事故のリスクも高い。右側走行のアメリカでは逆で、右折よりも左折のほうがむずかしい。ところが、Googleマップ先生はやたらと左折をさせる。裏道から幹線道路に信号のない交差点からいきなり左折で入れ、とか言う。さすがに、こんな度胸試しみたいなことは指示されても聞けない(笑)。

■で、Googleマップ渋滞が発生する
裏道裏道と走りながら「どこに行っても車が結構いるなぁ」と思いながら友人に上記感想を述べたら「どんな裏道に行っても渋滞してなかった?」と聞かれた。その通り。
Googleマップは渋滞情報も織り込んで経路案内をしているのだけれど、この渋滞情報の反映が少しずつ遅いのだそうだ。なので、少し前の渋滞情報を見て渋滞迂回するクルマたちがみんなGoogleマップのとおりに走るので、とんでもない裏道に渋滞が発生するのだそうだ。これは大笑い。

アメリカで運転する時、一度試してみるといいよ。
ちなみに日本ではどうなんだろう?

2016/10/17(月) 曇り 駅のプラット・フォームって危険だよね

大阪府で、目の不自由な人が駅のプラット・フォームから転落してしまい、電車にはねられて亡くなるという事故がおきた。
かわいそうなことである。
この記事で関西の主要私鉄には1枚もプラット・フォーム・ドアがないことを知った。

ホームドアがあれば… 視覚障害者、また転落死亡事故 【朝日新聞】
20161017_Asahi
http://digital.asahi.com/articles/ASJBK2PNMJBKPTIL002.html

30年くらい前、私も渋谷駅でプラットフォームから落ちたことがある。その時は酔っ払っていて、落ちた瞬間に酔いがさめた。駅員さんから「そのままホームの下にいてっ!」と言われて、走り去る電車の巨大な車輪を見つめながら呆然とした。

駅のプラット・フォームは危険である。
そんなことはわかっていたのだけれど、プラット・フォームにドアを付けるようになったのは最近のことだ。
私は、急行などが通過する小さい駅にこそプラット・フォーム・ドアは必要だと思う。

この記事によると、プラット・フォーム・ドアを完備するには一駅あたり数億円の費用がかかるのだそうだ。大きな金額だ。こんなにかかっては、そう容易にプラット・フォーム・ドアなんて設置できない。
軽量でプラット・フォームの追加基礎工事が軽微で、費用を抑えたプラット・フォーム・ドアを、誰か開発してね!

2016/10/01(土) 曇り 新幹線52周年

10月1日である。
10月1日で忘れられないのは、東海道新幹線が開通した1964年の10月1日に、父親が新幹線を見に連れて行ってくれたことである。

この日、父親は名古屋で所用があり、それに当時5歳だった私を連れて行ってくれて、入場券で新幹線の名古屋駅のホームに入り、新幹線を見せてくれたんである。

(当時の車両) 
20161001Shinkansen_type_0_Hikari
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A0%E7%B3%BB%E9%9B%BB%E8%BB%8A

その日は切符が取れなかったから乗れなかったけれど、そのあとすぐに乗せてもくれた。
いまでも新幹線車両で一番好きなのは、当時のデザインだなぁ。


2016/09/17(土) 晴れ 駅名を勝手に省略すると日本語が通じない人には理解できないことになる

少し前、電車のなかですごく困っていそうな白人がいたのでどうしたのかと尋ねると「”おおてちょう”に行きたいのだがどこなのかわからない」と言う。まさしく電車は大手町駅を出ようとしている瞬間だったので「今止まっているこの駅だ」と教えてあげたことがあった。日本の友だちが「おおてまち」を「おおてちょう」と読み違えて教えてしまったのだろう。

同じようなことが今日もあった。
成田空港の電車の入口で困っている白人がいたのだ。
彼にもどうしたのか尋ねると「Keisei Ueno行きのスカイライナーに乗りたいのだが、路線図にKeisei Uenoが記載されていないので、どこに行って良いのかわからない」のだそうである。
不思議に思ってキップの販売機の上の路線図を見ると見事に「Keisei」が省略されて「Ueno」になっているではないか。
彼は、Google Mapを見て今晩泊まる所に行こうとしていたわけだが、英語版のGoogle Mapで表示されるのは「Keisei Ueno」であって「Ueno」ではない。
これでは迷うわけだ。
「この路線図は省略してあるのだ」と説明してスカイライナーに乗せてあげたけれど、これは京成電鉄がいかんね。

20160917_Keisei
http://www.keisei.co.jp/keisei/tetudou/railmap/railmap.pdf


成田空港という、日本の窓口からの路線を運営しているのだから、田舎の電車とは違う。「日本人ならわかるだろう」という感覚で京成上野や京成高砂、京成佐倉などの駅の正式名称からは「京成」を省略し、日本人でも他の会社の駅と間違うかもしれない京成津田沼駅だけは「京成」を残して表示している感覚。

せめて、外国から来た人が最初に利用する成田空港の表記だけでも、正式名称にしようよ。Google Mapや外国で販売されているガイドブックは省略しないで正式名称で掲載されているのだから。
 

2016/08/13(土) 晴れ 軽自動車〜この何ともいえない発展

ふだん軽自動車に触れることなんかあまりないが、今日、軽自動車を運転させてもらった。玉山鉄二さんがCMでいつも大げさに驚くダイハツの「ウェイク」である。

20160813_KCar

この車のキャッチコピーは「ドデカクつかおう」なのだけれど、とにかく大きいのである。
とても軽自動車とは思えない。
リッター・クラスの車と比べて、はるかに天井は高く、荷室は真四角で、大きく感じされる。
軽自動車は、特異な発展を遂げているのだなぁ、と実感した。

バブル崩壊後、日本では軽自動車が売れに売れている。

162
http://jdpower-japan.com/infographics/692

東京の都心ではあまり見かけないけれど、ちょっと埼玉とか千葉に入ろうものなら、もはや黄色いナンバーが主流である。
経済的に煮詰まった今の日本には軽自動車がお似合いで、だからよく売れ、機能も向上し、使い勝手の良さへの開発コストも見合うのだろう。
でも、これってあまりにガラパゴス化していないか?

「このクルマすげぇ」と思いつつも、なんだか正常じゃない発展を感じたのだった。


livedoor プロフィール

dennis_jp

記事検索
  • ライブドアブログ