ロサンゼルスで友人と話していたら「LAでGoogleマップの言うとおりの経路で運転してみろよ、めちゃくちゃおもしろいから」と言われ、早速試してみた。
日本の人はあまりリアリティを感じていないみたいだけれど、アメリカに住んでいると、自動運転の実現がもう目の前に迫っているように感じられるのだそうだ。
Googleの自動運転車が実現すると、Googleマップが差し示す経路でクルマを目的地まで運ぶわけだ。

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まだ自動運転は実現してはいないけれど、いまGoogleマップの指示通りの経路で運転するとどうなるか? けっこう、言われたとおりおもしろかった。
まだ自動運転は実現してはいないけれど、いまGoogleマップの指示通りの経路で運転するとどうなるか? けっこう、言われたとおりおもしろかった。
■住宅街の中のとんでもない細い道を走らされる
出発地から目的地まで、できれば太くて流れのいい道でドカーンと、なるべく曲がらずに行きたいのが私の気持ち。でもGoogleマップ先生は、とにかく裏道裏道、暗い方暗い方へと私のクルマを誘導する。住宅街であまり速度が出ないようにバンプが作ってある道なんかも平気でそちらに誘導する。たしかに距離が短くて所要時間も短いのかもしれないけれど、考えつかない道を走らせてくれる。
■やたらと左折をさせられる
日本では左折よりも右折のほうが難しく、事故のリスクも高い。右側走行のアメリカでは逆で、右折よりも左折のほうがむずかしい。ところが、Googleマップ先生はやたらと左折をさせる。裏道から幹線道路に信号のない交差点からいきなり左折で入れ、とか言う。さすがに、こんな度胸試しみたいなことは指示されても聞けない(笑)。
■で、Googleマップ渋滞が発生する
裏道裏道と走りながら「どこに行っても車が結構いるなぁ」と思いながら友人に上記感想を述べたら「どんな裏道に行っても渋滞してなかった?」と聞かれた。その通り。
Googleマップは渋滞情報も織り込んで経路案内をしているのだけれど、この渋滞情報の反映が少しずつ遅いのだそうだ。なので、少し前の渋滞情報を見て渋滞迂回するクルマたちがみんなGoogleマップのとおりに走るので、とんでもない裏道に渋滞が発生するのだそうだ。これは大笑い。
アメリカで運転する時、一度試してみるといいよ。
ちなみに日本ではどうなんだろう?