Dennis 50

インターネットで本当にコミュニケーションは変わったのかなあ? 購買行動は変わったのかなぁ? できる限り、実験してみたいと思います。

高島平団地

2018/01/24(水) 晴れ 【高島平団地】大雪の後、みんなで雪かき

東京に雪が降った。20cm以上積もるのは2013年2月に27cm積もって以来のことなのだそうだ。

20180123Takashimadaira

高島平団地は高齢者の団地である。1972年に完成して、それ以来ずっと住んでいる人も多いことから、土地柄現役時代は都心の会社に通い、いまでは定年を迎えて長い時間をこの団地で過ごす人が多いのである。

そのためか、こういったときには共同作業が始まる。多くの老人が一斉に雪かきを始めたのである。

20180123Yukikaki
都会ではあまり雪かきをしない。せめて自分の家の前だけでもやればいいのに、と思うのだけれど、どうもそういう意識はないようだ。
ところが、この団地では、こういうときには高齢者が一斉に活動を始めるのである。

困ったことに、老人たちは自分の活動範囲にしか興味がなく、自分が動ける程度にしか雪かきをしないのである。
一夜明けた翌日には、半端に残った雪が凍結してブラック・アイスバーンを形成してしまい、危ない危ない。

20180124
みんな自分の住戸の周囲だけしか雪かきしないから、一番人が集まる駅前は全く手付かず。多くの人が雪を踏み固めるから、もうこの辺はカッチンカッチンである。
20180124TakashimadairaStatiomn

残念ながら、高齢者のコミュニティが出来上がっているのではなくて、自分のことだけ考えていたようである(笑)。

2017/11/28(火) 曇り 【高島平団地】想像以上の高齢化、想像以上の低収入

高島平団地の自治会から、団地の住人の実態調査の結果が届いた。この実態調査は高島台2丁目の賃貸団地のみの調査で、3丁目の分譲団地の方は含まれていない。

20171128_Takashimadaira

実感よりもはるかに進行している高齢化と低所得ぶりにビックリしてしまった。

まず、世帯主の年齢なのだけれど、なんと65歳以上が82.2%!!!
恐るべき高齢地域である。

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20171128_age

世帯主が20歳代なのはわずか5世帯、30歳代が20世帯しかおらず、40歳代でも58世帯しかいない。それに対して65歳以上が1373世帯もあるのだ。私はいま58歳だけれど、この中ではほんの若造だ。
団地を歩いている感覚としてはもっともっと若い人が多い感じはする。特に団地内にいくつかある保育園はどこもたくさんの子どもたちがキャーキャー遊んでいる。老人は出歩かず、団地外からこの保育園に通っているということなのだろうか? または、この団地内じゃない所に住民票がある人がいっぱいいるのかなぁ?

この団地にいつから住んでいるかも調べているのだけれど、入居時期が平成6年(1994年)以前が過半数。20年以上も、この団地に住んで、移動していないのだ。賃貸なのにね。

20171128_when

生活スタイルに合わせて身軽に住むところを変えられる賃貸にしてこの状況だ。変化を嫌う人ばかりが残っちゃったのかもしれないね。
分譲の方は、買ってからずっと……という人が多いと思うので、更に長いのかもしれない。

更にびっくりしたのは、世帯所得である。

20171128_income

低い!
なんと世帯所得242万円以下の人が過半数。こんな金額でどうやって暮らしているのだろうか?

高島平団地は、強烈な高齢地帯で、貧民窟である。
団地内を歩いていると静か、というか活気が無いのだが、これだけ高齢でお金がなければ、それは活気なんかないよね。
私がこの高島平団地に移ったのは、時代の最先端である大都市の高齢地帯を体験するためでもあったのだが、このように数字を目の前にすると、驚愕の実態である。
もうそろそろこの「最先端」の暮らしはやめないと、自分も根腐れしていってしまうような気がしてきた。

2017/05/24(水) 曇り 【高島平団地】隣の棟がサービス付き高齢者住宅に生まれ変わっていた

テレビを見ていたら、私の住んでいる高島平団地の、まさしく私が住んでいる街区が映っていた。「なんだ、なんだ」と思ってテレビのボリュームを上げてみたら、なんと私が住んでいる棟の隣の棟の大部分がサービス付き高齢者住宅として借り上げられていたのだ。

借り上げられた部屋は「ゆいま〜る高島平」と名付けられている。
【ウェブサイトからの引用】
終のすみかに移りたいが、「高齢者だけで暮らしたくない」「スタッフにいつも見られて監視されているような生活は嫌だ」とお考えの方にぴったりの、ユニークな分散型のサービス付き高齢者向け住宅です。
UR都市機構の高島平団地既存住宅の空室を当社が借りうけ、居室をバリアフリー改修して、サービス付き高齢者向け住宅に登録しました(UR賃貸住宅団地でも初めての取り組みです)。26街区2号棟121戸の中に、サービス付き高齢者向け住宅42戸が分散しています。すぐ近くの別棟1階の店舗を改装し、ここをフロント(スタッフ常駐管理室兼多目的室)としています。
【引用ここまで】

へぇ、こういう取り組みをしているのかぁ。

この棟は私の棟からよく見える。私が入居した2年前は空室ばかりで、多分一番在室率の高い日曜の夜でも1/3くらいしか電灯が灯っていなかった。そういえば最近ずいぶん明かりが増えたな、と思ってはいたのだが、ここがこのように改装されて利用されているとは、このテレビの番組を見るまで知らなかった。

ウェブサイトに改装された室内の写真が掲載されているけれど、ありゃ、なんだか私の部屋よりもずいぶんきれいじゃない?

20170524_Yuimaral2-01

窓越しに見えているのが、私が住んでいる棟である。

20170524_Yuimaral2-03

別のタイプの部屋。

20170524_Yuimaral2-06

ここに入居している人に対するアンケート結果もウェブサイトに掲載されている。(http://yui-marl.jp/takashimadaira/data/

入居を決められたきっかけは何ですか?
1位
自宅での一人暮らしがさびしく、不安を感じてきたので。
2位
建物全体が高齢者施設は嫌だ。
3位
子どもに迷惑をかけたくない。交通機関がかなり便利

なるほどね。

賃料は93,000円から98,100円で、この他に共益費が3,600円かかる。また「生活支援サービス費」が36,000円もかかる。
引退して、高島平団地みたいな都会の片隅に住むのにも、ずいぶんとお金がかかるんだね。

2017/05/24(水) 曇り 【高島平団地】ハトのおじいさんが亡くなってハトは来なくなった

高島平団地に入居してから2年以上悩んでいた「ハトがベランダにやって来て糞を撒き散らして困る」という問題は、解決してしまった。
去年も一昨年も3月頃になるとハトの活動が活発になり、私の家のベランダにも頻繁にやって来て糞を撒き散らしていっていたのだが、今年はそんなことはない。どうやら隣家でハトに餌をやっていたおじいさんが亡くなったからのようだ。

20170524_Danchi

ある朝8時頃から、なんだかバッタンバッタンと騒がしいのでドアを開けてみたら何人もが隣家から大量のゴミ袋を搬出している。聞くと、遺品整理の作業なのだと言う。
ああ、隣の家でハトに餌をやっていたおじいさんが亡くなったのだ。
彼らが帰ったあとは、ポストにテープでフタがされていた。

20170524Post

ベランダ越しに見てみると、隣家のベランダからは、ハトが巣を作っていたエアコンの室外機は取り外され、ガランとしていた。

ハトの被害がなくなってうれしい反面、なんか寂しい気持ちにもなる。亡くなった隣家のおじいさんとは話したこともないのにね。

2017/04/25(火) 晴れ 【高島平団地生活】団地の家賃が決まるのは毎年4月

高島平団地に入居して2年と少し経った。
民間賃貸物件だと契約更新と家賃の見直しは入居日から2年ごとだけれど、URの場合は毎年度のアタマに行われるのだと知った。

20170425_UR

今月、2017年4月から共益費が900円上がった。家賃は変わらない。
公団からURになっても「年度替わりで考える」癖は変わらないようである。

ちなみに、この「口座振替の前日までに入金」を求めるはがきが着いたのは口座振替当日の朝であった。
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