Dennis 50

インターネットで本当にコミュニケーションは変わったのかなあ? 購買行動は変わったのかなぁ? できる限り、実験してみたいと思います。

英語

2016/06/30(木) 曇り 「amazon English」はなかなか良いかもしれない

「amazon English」がなかなか良い、と聞いて申し込んでみた。

20160630AmazonEnglish
http://amzn.to/29fFrfv

現在は招待制で、サイトから招待メールを申し込んでおくのだが、やっとこれが届いた。

アプリを起動して、メニューに表示されるC-NetだとかThe Economistの英語の時事記事や小説をクリックすると

20160630Amazon01

「Listen & Read」というアイコンが現れる。

20160630Amazon02

これを押すと文章が表示され、同時にナレーターが読んだ音声が流れ、読んでいる単語がカラオケのように色付きでわかるようになっている。

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言語って、その言葉に耳がいつも慣れていると聞き取れるようになるけど、ちょっとサボると日本語耳だけに戻ってしまう。
「英語がすっと入ってくる」ようになるCDが人気だけれど、あれって英語を聞いた直後に日本語が流れてきて、なんとなくわかったような気分にはなるけど、結局全然理解していない。
自宅を仕事場にしていた時にはCNNやBBCのニュースをつけっぱなしにしていたけれど、これなら往復の電車の中で読みながら聞ける。
日本の人は読むのはまぁできるから、こういうスタイルはいいかもしれないね。

自分の英語のレベルが設定できて初歩から上級まで選べるし、再生スピードは0.5倍、0.75倍、1倍、1.25倍、1.5倍から選べる。

20160630Amazon04

聞き終わると「易しい」から「難しい」までの5段階で評価できるようになっているから、ひょっとしたらアプリのほうでおすすめの難易度を判定するアルゴリズムも入っているのかもしれない。

ちょっとこれ、しばらく試してみようかな。
 

2015/10/25(日) 晴れ 英単語の教え方が変わっていた

20151025

いいお天気。
こういう日はお勉強をしよう。

英語はなんといっても単語力である。
最近単語力の不足を痛感しているので、今の高校生が単語を覚えるのに使っているテキストを買ってきた。

僕らが高校生の時、少し先輩は「赤尾の豆単」を使っていた。

英語基本単語集
赤尾好夫
旺文社
1995-06


僕らは「でる単」だった。



いまは、「システム英単語」



とか「英単語ターゲット1900」



が売れ筋なんである。

僕らが高校生の頃は、とにかく詰め込みであった。「でる単」に掲載されている単語をとにかく覚えるという方法であった。

最近の高校生向けはいいね。

「英単語ピーナツ」のように単語単位じゃなくフレーズで覚えさせるものや、語根で覚えさせるものもある。

「語根で覚える」はとくにおもしろい。
語根 duc。「導く」という意味である。
これに「pro」を付けると「produce」。「前へ導く」という意味になり、転じて「生産する」「製造する」
ああ、いいね。
「re」を付けると「reduce」。「後ろへ導く」転じて「減らす」。
ああ、よく分かる。
ついでに
「introduce」。「中に導きいれる」転じて「導入する」「紹介する」
こういうふうに覚えると、「duc」を語根にする言葉がどんどん覚えられるね。
こういう教え方を、昔からして欲しかった。

2015/09/16(水) 雨 英語の壁にまたぶつかった

私は、少しでも早くアメリカに移住したいと思っている。諸事情でなかなかこれが実現していないのだが、英語はちゃんとやろうとしている。

英語のメソッドにはいろいろあるけれど、私はGoogleの日本法人の社長だった村上憲郎さんの「村上式シンプル英語勉強法」の方法を忠実にやることに、今年の年頭に決めた。
教育でもコンサルティングでもそうなんだけれど、人から言われたことを自分勝手に解釈して自分風に変えちゃうから教わった成果が出ないのだ、という、自分がコンサルティングした時の感想をもとに、こう決めたのだ。



村上さんの方式は、英語を「読む」「単語を覚える」「聴く」「書く」「話す」の5つに分け、それぞれに本当に必要なやるべきことをまとめ、必要なことしかやらない、それ以外のことはしない、という方法。
「読む」は300万語読む。
「単語を覚える」は毎日1万語を眺める。
「聴く」はトータル1,000時間、筋トレ感覚で聴く。
「書く」は「英借文」とブラインド・タッチを覚えること。
「話す」は村上さんが選んだ5パターンの基本表現を覚える。自分関連で100英文を借文して丸暗記する。ボイス・トレーニングをする。
これだけである。

レベルに合わせてそれぞれ使うべき本や教材がリストされており、これを村上さんの言うとおりに実施していく。
他の領域はいいのだが、私は最近大きな壁にぶつかった。
英単語である。
村上さんは、英単語を覚えているレベルを
3,000語 日常会話級
6,000語 大学受験級
10,000語 専門家級
としているのだが、6,000語の壁が私の今回の大きな壁だ。
スタックし始めている本はこれ。



村上さんの単語の覚え方は変わっていて、とにかくひたすら毎日眺めるだけ。1日50語とか決めて丸暗記する受験勉強の方法とはまったく異なる。単語カードを作ったりしない。教材にマーカーで線なんか引かない。鉛筆で書き取ったりしない。その代わりに毎日1万語を眺めろ、というのだ。1単語1秒ずつ眺めていても1万秒。10,000秒=166分=2時間46分もかかるんだけれど、これをやれ、というのである。まったく無茶なことを言う老人である(笑)。

大学受験レベルの単語集は、まぁそれでもなんとかやり通せた。ほとんどが一度は目にした単語なので、なんとかなってきた。
ところが、この本に出てくる単語は、ほとんど見たこともない単語ばかりで、気持ちが打ちのめされる。意味が推測できないばかりか、変に推測したら全然違っていてドツボにはまる。自分に対して「ダメダメ感」がつのり、全然楽しくない。やりたくなくなる。というわけで、ちょっと忙しいとサボってしまい、やらなくなってしまっている。これが今の私の状況。これまでにも何度か壁にぶつかったけど、ここまで大きな壁ではなかった。
どうしたらここから這いずり出られるのだろう。「しつこくやるしかない」とはね、わかっているんだけど、でもね、辛いんだよ。


2015/07/16(木) 曇り 「日本語そのままの翻訳じゃないとダメだ」という考えがビジネスをつぶすケースもある

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先日ある外国企業と日本企業をつなぐ役目をした。日本企業の側にはとても英語の堪能な人がいて、その後は直接コンタクトしてもらっていいや、と思ったので、そうしてもらっていた。
外国企業の方から「日本企業から届くメールの意味がわからない。何を言いたいのか理解できない」と言ってきたので、転送してもらった。

それを見て瞬時に理解した。日本語の文章をそのまま英語に訳して送っていたのである。
最初に時候の挨拶があって、その後の構成が起承転結になっていて、まず前段で状況の確認、次に日本企業の社内事情に関する記述、そして競合他社からも競合商品の売り込みを受けていること、そして最後に結論として結論が出るのには相当時間がかかるので相互の連絡は継続しましょう、というようなことが大変遠回しに書いてあるのである。

日本企業の英語の堪能な人に連絡してみたら「ズバリそうなんです。メールが英語の論理で書けないんです。上司の書いた日本語の文章を忠実に訳さないとオッケーが出ないんです」とのこと。
結局、外国企業側が、煮え切らない態度にイライラして商談先リストからこの会社を削除してしまい、今後この日本企業側からアプローチがあったとしても受け付けない、ということになってしまった。

遠回しな表現は日本の美徳かもしれないけれど、特にインターネットのビジネスなど、スピードと明確さを要求する仕事では、遠回しな表現は嫌がられるし、いつになったら結論が出るのかわからないと、もっと早い結論が得られる所にフォーカスするようになってしまう。
今回の元凶は「日本語の文章を訳したものじゃないとダメ」ということであった。
日本企業の担当者も「こんなんじゃダメってわかってるんですけどね」と言っていた。言ってるだけじゃ、せっかくのビジネスも潰してしまう。もうちょっと勇気をもって「こういう交渉の方がいい」と進言できればいいのだけれど、、、ね。 
 

2015/06/12(金) 雨 困った和製英語

今週は「和製英語でビックリ」の週だった。

まず最初のビックリは「マリン・ライフ」事件。
ある地方自治体のプロジェクトである。私が手伝うようになったのは最近のことだが、この地方都市は海辺にあって、マリン・リゾートも充実している。国際空港からも割と近くて東南アジアなどの観光客もねらえるということで、これから夏に向けて国内だけではなくて、英語のオンライン広告をアジア向けに展開することになっている。
これまで日本語の書類をずっとチェックしてきて、自治体内の検討が終わって了承を得られたので、今週は英語版の資料が届いた。
日本語版には何回も「マリン・ライフ」が出てきたのだけれど、日本語ではこれで十分意味が通るので、いっぺんも指摘しなかった。でも「マリン・ライフ」が英語版でも「marine life」になっていた。
「おいおいおい!!!」
英語の「marine life」って「海洋生物」っていう意味だよ。

20150612

さっそく代理店の担当者に連絡を取って「これ修正しないとやばいよ、The resort at seasideとか……」と言ったら時すでに遅し。もう「Enjoy! MARINE LIFE」っていう英語の文言でJRの看板を発注済みで、これは修正できないんだって。
「楽しめ!海洋生物」
この夏、JRの駅でこの看板を見たら、この時の話だったということで……。

次に「テンション高いっすね〜」事件。
英語が相当できる日本人とアメリカ人のミーティングに立ち会った。アメリカで人気が出始めているサービスの売り込みを日本の会社にしたいというので、付き合ったのである。
なんとしても売り込みたいアメリカ人は、冒頭から猛烈な勢いで自己紹介をし、サービスの紹介をした。気圧された日本の人が言ったのが「Oh, you have high tension!」
「おいおいおい!!!」
この英語の意味は、そうだなぁ、「いや〜、肩凝ってるね〜〜〜」とか、そういう感じ。日本人の彼が言いたかったのは「いや〜、テンション高いっすね〜」だったと想像される。バラエティ番組で芸人がよく使う表現ね。
そのくらいそのアメリカ人の「テンション」は高かったんだけどね(笑)。
「テンション高いっすね〜」って英語ではなんて言うんだろう? 私には思いつかないんだけど、「You are hyper」とかかなぁ。甘っちょろい?(笑)

最後は小ネタ。「セレブ」
最初に書いた「マリン・ライフ」の企画書(日本語版)にあった「セレブなM2層をコア・ターゲットにしたプロモーションを展開します」の「セレブ」が「celebrity」と訳されていた件。これは、修正した。
「celebrity」は「有名人」という意味。でもここでの意味は「お金に余裕のある人」という意味。「celebrity」だと、お金がまだ稼げていない新人女優なんかでも有名であれば意味するけど、日本語版の意味は違う。

「マリン・ライフ」「テンション」「セレブ」。和製英語ってすごいなぁ。たまたま私は今週この3つに気がついたけど、実は僕の中に浸透していて本当の英語だと信じてしまっている和製英語があるんじゃないかと、内心恐くなっている。

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