今日は大阪出張。
最近はほとんど行かなくなってしまったけれど、大阪には住んでいたこともあるし、週2日は必ず大阪にいる時期もあった。
最初の打合せが、かつて私が住んでいた中津だった。
世界長ビルはマンションになり、東洋ホテルもマンション工事中である。さすがに梅田の隣の駅だ。しばらく来ない間に活気たっぷりの街に変わっていた。

(東洋ホテルの跡地)
東京と違って大阪では打合せの間隔をたっぷり目に取ることができるので、大阪で洋服などのお買い物をする事が多い。
3年前にオープンした梅田のグランフロント大阪だけれど、今日の訪問先の一つがこの中にあるナレッジサロンだったので、早めに着いてお買い物をした。

オープン早々に行ったときには「東京の店舗がそのまま大阪に来たんだね」という感じだった。ビームスもアーバンリサーチも、GAPもね。だけれど今回行ってみて、それぞれのお店のディスプレイが東京と違うようになってきたことに気がついた。
もちろん、同じ会社なんだから商品は同じである。でも、陳列のセンスが違う。
差し色の使い方が実に上手で、これが東京の店舗と違うのである。
赤いコートを売りたいならそのそばにそっとブルーのものを置いて組み合わせて見せる。きれいなブルーのトップスのマネキンにブラウンの靴を履かせて映えるように見せる。
こういったことが実に各店舗ともうまいのである。
こうやって見せられると、東京の店舗で良いなと思っていた色が地味に見えて、ついつい派手な方を買ってしまう(笑)。
洋服の各店舗の運営をする人たちは、3年前にここができたときには東京から来るマニュアルに沿っていたのだけれど、いまでは自分たちのクリエイティヴィティを活かしているのだろう。
見た目がとても楽しので、ついつい買ってしまう。
大阪商人、健在である。