Dennis 50

インターネットで本当にコミュニケーションは変わったのかなあ? 購買行動は変わったのかなぁ? できる限り、実験してみたいと思います。

店舗

2016/11/15(火) 曇り 大阪商人はいまも健在

今日は大阪出張。
最近はほとんど行かなくなってしまったけれど、大阪には住んでいたこともあるし、週2日は必ず大阪にいる時期もあった。

最初の打合せが、かつて私が住んでいた中津だった。
世界長ビルはマンションになり、東洋ホテルもマンション工事中である。さすがに梅田の隣の駅だ。しばらく来ない間に活気たっぷりの街に変わっていた。

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(東洋ホテルの跡地)

東京と違って大阪では打合せの間隔をたっぷり目に取ることができるので、大阪で洋服などのお買い物をする事が多い。

3年前にオープンした梅田のグランフロント大阪だけれど、今日の訪問先の一つがこの中にあるナレッジサロンだったので、早めに着いてお買い物をした。

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オープン早々に行ったときには「東京の店舗がそのまま大阪に来たんだね」という感じだった。ビームスもアーバンリサーチも、GAPもね。だけれど今回行ってみて、それぞれのお店のディスプレイが東京と違うようになってきたことに気がついた。
もちろん、同じ会社なんだから商品は同じである。でも、陳列のセンスが違う。
差し色の使い方が実に上手で、これが東京の店舗と違うのである。

赤いコートを売りたいならそのそばにそっとブルーのものを置いて組み合わせて見せる。きれいなブルーのトップスのマネキンにブラウンの靴を履かせて映えるように見せる。
こういったことが実に各店舗ともうまいのである。
こうやって見せられると、東京の店舗で良いなと思っていた色が地味に見えて、ついつい派手な方を買ってしまう(笑)。

洋服の各店舗の運営をする人たちは、3年前にここができたときには東京から来るマニュアルに沿っていたのだけれど、いまでは自分たちのクリエイティヴィティを活かしているのだろう。
見た目がとても楽しので、ついつい買ってしまう。
大阪商人、健在である。

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北館に設置中のクリスマス・ツリーも真っ白ですてき。
大阪に行くと、ついついお財布のひもが緩んでしまう。


2015/11/22(日) 曇り 渋谷に11月19日にオープンしたHMV & BOOKSに行ってきた

渋谷に11月19日にオープンしたHMV & BOOKSに行ってきた。

場所は旧マルイ・ファッション館。閉店までは「マルイシティ渋谷」だったところ。公園通りの入口の三角形のところである。

20151122MODI

駅から現地までの道筋にはバナーが出ていて、盛り上げている。

20151122Banner

「やっぱり渋谷。」(笑)

事前にこんな記事を読んでいた。
30代〜40代の女性をコアターゲットとする同店のコンセプトは、「LIVE BOOK STORE、LIVE MUSIC STORE、LIVE MOVIE STORE」。
計1,815平方メートルの店内を「世界の食と旅」「生きるヒント」「TOKYOカルチャー」と3層のフロアコンセプトで区切り、更に「仕事」「男と女」「ものづくり」「大人の趣味」といったテーマごとに書籍や音楽・映像ソフト、雑貨、チケットをクロス・マーチャンダイジングの手法を使って編集する。書籍とCD・DVD、雑貨は6:3:1の割合で構成し、およそ50万点を取り扱う。

だから、「代官山蔦屋書店にインスパイアされました」系の「キュレーション本屋」だと想像して行ったら、まさにその通りだった。
 
20151122FloorMap

キュレーターが選んだ「男と女」とか「ものづくり」というテーマの売り場に行くと本とCDと雑貨が一時に見られる、という構成。
キュレーションは、これが合っている時には気持ちが良いよね。
「仕事」ブロックの「マーケティング・広告」の棚はこんなの。

20151122BookShelf

オグルビーの「OGILVY ON ADVERTISING」とコトラーの「資本主義に希望はある」を同じ棚に並べるとか、なかなかセンス良いじゃない。
でも、外れると最悪。欲しくもないものをさんざん見せられて探しているものは結局見つからない、という……(笑)

代官山蔦屋もそうだけれど、キュレーション型の店舗というのは、一般店舗があってその対比で成立するもの。「今月の文庫の新刊を全部並べて見たい」という私の希望はこの店ではなくて三省堂書店や紀伊國屋書店でかなえるしかない。
私には人がキュレーションした本棚には興味が無いから、HMV & BOOKSは無縁の店舗。ターゲットだとしている30代〜40代の女性に響くと良いのだけれど。

そうは言ってもご祝儀です。ちゃんと本は買ってきましたよ。

20151122BookCover

 
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