Dennis 50

インターネットで本当にコミュニケーションは変わったのかなあ? 購買行動は変わったのかなぁ? できる限り、実験してみたいと思います。

流行

他人と共同で何かをやるのが苦手な人はコワーキングスペースなんか利用しちゃいけないよ 2020/03/03(火)晴れ

新型コロナウイルスの騒動で、在宅勤務が奨励され、全国の学校は休校になっている。
私のSNSのタイムラインでは
「子どもが家にいてうるさくってしょうがない。在宅では仕事できないから自宅近くのコワーキングスペースで仕事しているのだが、どうもみんなでワイワイさせることに熱心で、全然集中できない!!! もう▲▲なんか使わないっ」(やや意訳を含む)
という書き込みがあり、これに賛同の声が上がっている。
「そうそう、○○もそう。全然集中できないっ」というような。
20200303WeWork_Hollywood-80

「co-」の意味

おいおい、「コワーキングスペース」の最初の「コ」の意味はわかっている?
「co-」を辞書で引くと

<co->
接頭辞
1. 共同の、共通の、相互の◆対等の立場・役割を表す。co-worker(同僚)、cowrite(共同執筆する)など。
2. 副、補助の◆従属的な役割を表す。copilot(副操縦士)、cofactor(補因子)など。

https://eow.alc.co.jp/search?q=co-
と書いてある。「コワーキングスペース」は「共同仕事場」で、ここに集まった人どうしで何かのコラボレーションができるようにする場所なんだよ。だからワイワイさせるのはコワーキングスペースの運営者の腕の見せ所であって、コワーキングスペースは個人が集中して仕事をする場所じゃないんだよ。
ある友人が「私がほしいのは『コワーキングスペース』じゃなくて『個ワーキングスペース』だ」と言っていたが、まさにその通り。集中したい人には本来の意味のコワーキングスペースは向かない。

フリーランスで仕事をしていると自分以外の現場のことはすっかりわからなくなり、これまでと同じことをルーティンでやり続けているうちはいいけれど、新たなことをやろうとすると自分ひとりの力ではどうしようもなくなって、共同作業者を迎えたくなる時がある。
また、若いフリーランスはいい仕事があればどんなものでもやりたい。
こういう人が「コワーキング」できるのが「コワーキングスペース」なんである。

アメリカのWeWorkに感動した

実は私はこのコワーキングスペースをアメリカで利用してすっかり好きになってしまった。若い衆がいつでもワサワサいて仕事の話を真剣にしている。みんな共同作業者や仕事がほしいから本当に真剣だ。活気がある。ポジティブだ。みんな楽しそうだ。
そもそもWeWorkのキャッチ・コピーが「Do What You Love」(好きなことをしよう)なのだ。楽しいよね。
20200303WeWork_DoWhatYouLove
私は楽しいことが大好きなので、アメリカにいて時間のある時には、別にホテルの自室やカフェでパソコン相手に仕事をすればいいようなときでもWeWorkを利用していた。
最初に使ったのはハリウッドのWeWorkだ。
20200303WeWork_Hollywood-79
このWeWorkはハリウッドのどまんなかにある。ここを借りているのは映画関係の人が多い。プロデューサーもいるし、監督もいる。メイクアップ・アーティストもいるし、照明さんもいる。
ここには試写室もあって、WeWorkのメンバーであれば借りることができる。
20200303WeWork_Hollywood-ScreeningRoom

私がここをはじめて訪問したのは、ここでミーティングが開かれたからだ。ここの楽しそうでワクワクする感じに一発でヤラれてしまい、その場で「自分もメンバーになりたいんだけど」と入会したのだった。

入会してみると、WeWorkの底力はリアルな場にだけあるのではないことがすぐに分かった。WeWorkのオンライン・コミュニティがすごいのである。入会してすぐに来たメッセージは
「僕はニューヨークの〇〇。美術大学を卒業して2年経ったアーティスト。ニューヨーク州の都市計画コンペに応募したら、なんと勝ってしまった。総予算〇〇億ドルの巨大都市計画だ。実は採用されたら、実施もやらなくてはいけない。でも僕はこんな大きな建物の建築家は知らないし、建築業者も知らない。庭もかっこいいデザインをしてこれが採用された大きな理由なんだが造園業者なんかもっと知らない。採用されるだなんて思ってもみなかったからだw 都市づくりのありとあらゆる人材が必要だ。すぐに僕に連絡をくださいっ!!!」
というものだった。
大笑い。
採用されるとは思わないで応募するデザイナー。この案の庭がかっこいいからと言って採用する州政府。両方ともあっぱれである。
これにどのくらいの応募があったのかわからないけれど、成功しているといいな。
こういうのが本当の「コワーキング」だと思った。オンライン、オフライン関係なくその場で新しい仕事を創っていく、じつに健全な姿だと思った。

個ワーキングしたいのなら自習室がいいんじゃないかな

ソフトバンクが出資して日本にもWeWorkが来ると聞いたときには全然来るのが待ちきれず、東京にできてすぐに会員になった。でも、この国ではアメリカのようなワイワイ楽しく、みんなで「Do What You Love」をしている感じが全く感じられず、利用もしなくなり、会員をやめてしまった。
アメリカと同じように会員同士の交流の機会は日本でも用意されているのだけれど、参加する人々は自分の会社の宣伝をするばかりで参加する他の人との共同作業は全く求めていないようなこと、
出資元の関係もあり、ソフトバンクを始め大企業がWeWorkを借りているのだけれど排他的。ソフトバンクはなにせ人数が多いので、ワーキング・スペースはワンフロアまるまるソフトバンクだったりするのだが、その中の会議室は一般の会員も使えるようになっている。でも、そのフロアに僕のような風貌の者が入ると、もうそれだけで嫌な顔をされる。
そして、どうも日本の人は「コワーキング」が好きじゃないようで「個ワーキング」したがること。ポジティブな交流がなかなかできないから、だったらわざわざこんな所を使わなくてもいい、と思ってしまった。
アメリカでは、ここはすごく楽しいので、再入会しようと思っているけど。

日本の人は「個ワーキング」が好きなのかな。知らない人とどんどん仲良くなって自分の仕事の幅を広げよう、だなんて思わないんだろうな。「Do What You Love」だなんて絵空事に感じるんだろうな。
そういう人は、コワーキングスペースじゃなくて、自習室を探したほうがいいんじゃないかな。他の誰とも会話せずに、自分の世界に没入できると思うよ。

2016/11/23(水)(祭) 曇り 今年はインフルエンザの流行が早いらしい

今年はインフルエンザの流行が始まるのが例年よりも早いらしい。
 
厚生労働省のインフルエンザに関するサイト「平成28年度 今冬のインフルエンザ総合対策について」 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/influenza/index.html

妻夫木聡さん主演の舞台「キネマと恋人」は、出演者がインフルエンザにかかってしまったため、何公演かを中止にすることになってしまったらしい。

私の周りでもインフルエンザに罹ってしまったのでミーティングに来れず、Skypeミーティングになった人がいた。

先日、自宅のそばの家電量販店でかわいそうな光景を目にした。

20161123_Kojima

暖房機売場で「わたし、いま病院でインフルエンザだって言われてきたの。部屋を暖かくしろって言うから、いますぐ持って帰れる小型の電気ストーブが要るんだけど」と言って買い物に来ている人がいたのだ。彼女はマスクもせず、店員と会話しながら咳やくしゃみを連発し、この飛沫を対応している店員にかけている。店員もお客なのでインフルエンザだとわかっていて対応していた。客はあ〜だこ〜だ言いながら、なかなかすぐに一機種にしぼらない。店員も「お客様、このままだとインフルエンザが私に伝染するので」と言えば良いのだろうけれど、なかなかそんなことは言えない。
私が言えばよかったのかもしれないけれど、なんかそんな気にはならず……。

マスクをするのは自分のためじゃないんだよね。自分が発する咳やくしゃみで飛ぶ飛沫を他人に浴びせないためのエチケットなんだよね。
自分が感染しづらくするための予防注射も大切だけれど、風邪の気配を感じたらマスクくらいしないとね。

2016/10/23(日) 曇り 日本マーケットでは、有料コンテンツはうまくいかないのかな

仕事の合間にマクドナルドに寄ったら、テーブルの上にNetflixの広告が置いてあった。マクドナルドのFree WiFiを使って、Netflixを見てください、という意図のようだ。

20161023_MacNetflix

アメリカではNetflixは物凄い勢いで加入者数を伸ばしており、2016年中には5000万に届く勢いだと言う。アメリカの人口は約3億2000万人だから、6人に一人が加入している計算になる。
Netflixでは、昔の映画がDVDと同じようなタイミングで公開されるだけでなく、数多くのオリジナル映画やオリジナル・テレビ・ドラマ・シリーズを提供している。
最近、テレビを持つのをやめてしまった若い人たちの中には「Netflixを見るだけで自由時間がいっぱいいっぱいになるから」という人もいるくらいだ。

一方で、日本における有料映像コンテンツの会員数はお寒いものだ。
各社の発表によると、
Hulu(日本)が130万人(2016年4月)
ドコモのdTVが500万人(2016年5月)
だ。
Netflixと同じように、オリジナル・コンテンツを多数制作しているWOWOWは280万人あまり(2016年9月)である。

Netflixは日本に入ってくるにあたり、アメリカと同じコンテンツだけでは勝負できないということがはっきりわかっていて、日本のコンテンツ供給各社と組んだ。
上記のマクドナルドにおいてあった広告がまさにこれを現しており、
一番上がNetflixが供給するアメリカ映画「カンフー・パンダ」
その下がフジテレビと組んだ「テラスハウス」
一番下が吉本興業と組んだ「火花」
である。

日本マーケットでは、NHKを除いて、コンテンツにお金を払ってもらうのがとてもむずかしいのかもしれない。dTVの500万人にしてもドコモ加入時の抱き合わせ商法によって入ったけれども退会し忘れるて利用しないでいる「幽霊会員」が噂されているし、Netflixの、既存の映画を含めたコンテンツの充実度はアメリカでは十分にお金を払ってもらえる状況だ。
この日本というマーケットでコンテンツで勝負するのは、本当に大変だ。

2016/07/03(日) 晴れ なんでもかんでも定額制?

20160703

梅雨時だけど、ここしばらく天気が良い。
冬の雪が少なかったせいもあるし、梅雨にあまり雨が降っていないので、この夏の水不足は深刻になりそうだ。


私がかつて在籍したヒューレット・パッカードのアメリカ法人は、法人向けにパソコンを定額制で提供する定額制サービスをスタートさせるのだそうだ。

HP Inc.、PCを定額制で提供する「デバイス・アズ・ア・サービス」を発表
【IT Pro】2016年7月1日

記事によると、
HP Inc.の新サービスでは、パソコンの導入作業、サポートなどの関連サービス、ソフトウエアのアップデートもHP Inc.が手がける。企業はより短い期間で新しいハードウエアに切り替えることができ、買い換えのタイミングやデバイス管理を案じる必要がなくなる。
とのことである。

定額制も、音楽や映画、ソフトウエアというような複製限界費用ゼロのものに限らず、とうとうリアルな物品にも及んだのだなぇ、とおもって検索してみたら、生ハムの定額制のお店が出たり、

定額制でいつでも「生ハム食べ放題」に! 東京の店舗が会員を募集中
【ねとらぼ】2016年6月20日

洋服も、定額制が始まっているようだ。

マガシークが月額定額制のファッションレンタルサービスに参入
【Shopping Tribe】2016年6月14日

定額制というのは、食べ放題と同じで、微妙な値付けが重要である。
「普通に頼んだら2000円位食べそうだけど、食べ放題なら1500円。えい、じゃあ、食べ放題でいってみよう」というのと同じような値付けが必要になってくるのである。
放っておいても月に1万円CDに使っていた人にとっては定額聴き放題月額1000円は朗報である。これが流行ると年に1000円くらいしか音楽にお金を使ってくれなかった人が、流行にのって月額1000円で契約してくれる。これなら、提供側もニッコニコである。でも今はまだ1万円使ってくれた人を喜ばせる程度にしか普及していない。もっとライト・ユーザーが契約したくなる工夫が必要だ。
それに対してパソコンや生ハム、洋服はどうだろう?
同じように、こういう機会でもなければ生ハムを食べなかった人が定額を支払ってくれ、こういうサービスでもなかればお洋服をそんなには買うことがなかった人が定額を支払ってくれるというところまでいくのか。
そこまでいかすのはとても大変なことだと、音楽や映画の定額制サービスの実施者はもう、、、わかっているんだけれどもね。
この先、なんでもかんでも定額制になっていくのだろうか。
月々1000円でクルマ乗り放題、とか、月々1000円でリアルな本が読み放題とか、、、ね。

2015/12/02(水) 曇り 「流行」なき時代になったのかもね

年に一度の「新語・流行語大賞」が発表された。
年間大賞は「爆買い」「トリプルスリー」であった。
年間大賞 ◆爆買い
年間大賞 ◆トリプルスリー
トップテン ◆アベ政治を許さない
トップテン ◆安心して下さい、穿いてますよ。
トップテン ◆一億総活躍社会
トップテン ◆エンブレム
トップテン ◆五郎丸(ポーズ)
トップテン ◆SEALDs
トップテン ◆ドローン
トップテン ◆まいにち、修造!

申し訳ないけれども、トップ・テンに残ったすべての言葉、いずれもピンと来ないし、とても「2015年を象徴する言葉」とは言えないのではないだろうか?

もはや、日本には「流行」がないのかもしれない。
流行とは、一つの社会での出来事である。この「社会」とは学校でも会社でもいいのだ。●●という会社の中で流行した言葉、▲▲という学校で流行した言葉、■■という業界で流行した言葉というのはあるのかもしれない。でも「日本」という国単位の流行というのは、もはや、ないのかもしれないね。
社会が多様化して「みんな知ってる」「みんな使ってる」という言葉がなくなってきているのかも。

私が広告を学んだ若い頃には「トレンドを作り出せ」「世の中の動きを敏感に感じ取ってそれを形にするのだ」と教わった。でも今は多様化しすぎて「トレンド」とか「世の中」というものがなくなってしまったのかもしれない。
そんなことを考えさせる「新語・流行語大賞」だった。

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