Dennis 50

インターネットで本当にコミュニケーションは変わったのかなあ? 購買行動は変わったのかなぁ? できる限り、実験してみたいと思います。

防災

2016/11/02(水) 曇り エレベーター依存を脱しないとね

現代人になくてはならないものの一つにスマートフォンによるコミュニケーションがある。
高層化の進む都会においては、これにエレベーターが加わる。

20161102_01

私はお台場の高層マンションに住んでいたことがあるけれど、入居早々に震度3でエレベーターが止まってしまった。
このエレベーターは悪名高きシンドラー社製のもので、このとき復旧までに3時間くらいかかった。

今の東京では震度3くらいでは電車も止まらないので、普通に自宅に戻ったらエレベーターが止まったままだった。震度3の地震があったことさえ忘れていたので、これを見て思い出したくらいだ。
しかたないから、22階までえっちらおっちら荷物を持って歩いて上った。

このとき「もうエレベーターに依存する高層階には住まないようにしよう」と決め、いまは自宅は4階、仕事場は10階である。

東京には必ず大地震が来る。これは誰しも異論のないことだろう。
であれば、すみかはエレベーターに依存しない所にするべきだ。
東京都の防災のガイドラインでは、震災時の復旧目標は
電気7日
上下水道30日
都市ガス60日
である。(東京都が配布した防災ガイドブック『東京防災』112ページ)



東京防災
東京都
2016-03-30


7日間、電気が来ない=ほとんどのエレベーターが動かない中で行きていくのである。それは、ぜひとも避けよう。

2016/10/16(日) 晴れ 「断層の上に住み続けていいのか、町が示してほしい」と言われても……

4月14日の熊本地震の発生から約半年が経った。
半年経っても復旧はなかなか進まないようだ。
それは「元いた所に戻れるのかどうか」を住民が決めかねているからだという記事を読んだ。

「断層の上に住んでいいのか」 熊本地震、被災者の苦悩 【朝日新聞】
20161016_Asahi02
http://www.asahi.com/articles/ASJBB04QTJB9TLVB018.html

これまで存在は知っていたがまさかこんな地震を引き起こすとは思っていなかった
「断層の上に住み続けていいのか、町が示してほしい」などと言う住民がいる。それに対して町長は言う「絶対安全とか、ここには住めない、と断言するのは難しい。しかし、いずれ何らかの決断が必要になる」と言っている。
結局、このあたりはどこに住んでも100%の安全なんてないのだ。これを町が保証するなんて、どうしたって、できない。

長野県に赴任していたとき、行政から危険だと指定されている所にしがみついて住み続ける人たちをたくさん見てきた。先祖伝来の土地だとか、祖先は何百年もここで生きてきたのだから、と言ってそこから離れようとしない。たった何百メートルか動くだけで危険ではない場所になるというのに、意地でもそこから離れないのである。ここまでくると自己責任であるから仕方がない。

この記事の熊本の場合は、役所が危険だと認定してくれたら移動するのだということのようだ。前述の長野県の例よりも柔軟だ。であれば「100%安全とはいえない」ということを町がはっきり言ってあげればいいんじゃないかな。

日本には100%安全なところなんて、実はどこにもないのだけれど。

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